ギャッベモチーフ
絨毯を織るには紋図を見ながら忠実に織り上げますが、ギャッベは紋図なしで母から子へ、そして孫へと口伝えで受け継がれ、自然をモチーフにした創作的なものが多いのが特徴です。
◆地母神(エリベリンデ)
女性の胸と腰を強調したデザインには、女神像、豊穣、多産の願いが込められています。紀元前4,000年~5,000年にさかのぼるといわれるほど、長い歴史を持つ文様です。
◆羊の角
遊牧民にとって羊は財産そのもの。その羊の角は男性の力や能力を表し、繁栄や豊穣、力を意味しています。パターンは150種類あるといわれています。
◆愛と和合
極東アジアから伝わったこのモチーフは、一般には”Ying-Yang”という名前で知られており、男性と女性の和合を表しています。