メンテナンス
MAINTENANCE
堅牢で丈夫、かつ美術品としての価値をも併せ持つペルシア絨毯は
その管理の方法で、数年はもとより代々にわたりご愛用いただける生涯商品です。
末永くご愛用していただくためには、信頼できる専門家によるメンテナンスが必要です。
ペルシア絨毯のメンテナンスには
絨毯や道具、素材や薬剤等のあらゆる分野における経験と知識、そして何よりも大変な技術を要します。
弊社の技術者はすべて現地の資格を保有している認定技術者です。
どのようなお悩みもお気軽にお問合せください。
FRINGE
- 房交換・修理
- 修理の中でも、わりと多いのがこの房交換であったり、房修理です。ぼろぼろになってしまった房を一本一本新しく植え替えていき、最後に絨毯の一番端の所で、房止めをし、外れないようにします。
FRING
- 房止め・ドゲレ
- 房と絨毯の間の房止め部分、こちらにほつれや欠損が生じていると、絨毯のパイルまでほつれが拡がってしまいます。
パイルを数段カットし、しっかり止め直します。
SELVAGE
- 耳交換・修理・フチかがり
- シラゼ(耳交換・修理・フチかがり)とも言います。
耳のほつれ・はずれの際に、同様の糸を作成(染色から行います)し、補修します。
WORMHOLE
- 虫食い修理
- 日本では、イガ・コイガ・ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシの4種類の害虫がいます。害虫の幼虫は、ウールやシルクなどの動物性繊維、特にウール を好みます。日本の風土は湿気が多いため害虫が付きやすいので、保管をされる場合、風通しの良い場所での保管をおすすめします
BELT
- ベルト付け(ウェイトテープ)
- ウールの、特に目の細かい絨毯が、クルリと巻き込まれないようにするため、絨毯の裏側にひと回りベルトを付けます。
REPAIR
- パイル修理(キズ・穴あき)
- 縦糸を貼り、次に横糸を貼り、パイルを一目一目結んでいき、結び終えたら、最後にハサミできれいに整えます。
REMOVAL
- シミとり・色直し
- うっかりつけてしまったシミ(コーヒー、ワイン、醤油等の調味料、その他)や、ペットの排泄物、また年月のたってしまった汚れなどはクリーニング専門のプロにおまかせください。シミは年月が経つほど落としづらくなりますので、お早めにご相談願います
SHAVE
- シャーリング
- 長くお使いいただくと、どうしても日焼け等で色が変わってしまいます。シャーリングとは、絨毯の表面の色が変わった部分を削り取ることです。熟練した技術者が作業しております。シャーリング後は元の色が戻り見違えるように生まれ変わります。
WAVE
- 波直し
- ペルシア絨毯は湿気の多い日本では、絨毯にシワのような波が生じることがあります。
WARP
- ゆがみ直し
- 波と同様に、湿気の多い日本では、まれに歪みが生じることがあります。